試作から量産まで、
社内完結で対応
コトヒラ工業の強さは、『設計から組み立てまで自社で行える体制』があること。
通常の設計受託であれば、試作のみや強度解析のみなど、会社ごとに細分化されることが多い中で、自社内で一貫して対応できることは、コスト面でもスケジュール面でも大きなメリットを感じていただけます。
抜き、曲げ、切削など多彩な設備が整っているため、例えば加工の一工程だけをお受けすることも可能。いただいたリクエストに応じて、試作だけを受けることもあれば、そのまま量産ラインへ載せるまでを徹底サポートすることも少なくありません。製造部門と連携して、実現可能かをすぐに確認できるため、一回持ち帰って検討する必要がないのも強みです。
設計開発部門では3D-CADなどのソフトウェア関連をはじめ、流体解析や強度解析を行える設備も用意。あいまいな数値ではなく、精度の高いデータを出して、お客様へお伝えすることができます。
作れるものが多いことは、すなわち設計開発の選択肢が増えること。特に機械加工と板金加工の対応力は、唯一無二と自負しており、設計の段階から幅広いアイデアを提案できますので、モノづくりの困りごとがあればぜひご相談ください。
信頼いただくための
技術力と品質保証体制
設計担当者と製造各工程の担当者が同じ方向を向いて、「より良いモノを作ろう」という意識のもと、品質を高め合っています。通常であれば難しいと敬遠されがちな試作や課題にも、まずはトライしようという社風。
国家技能士の育成にも積極的に取り組んでおり、延べ80名を超える技能士が、そのスキルや知識を生かして活躍中です。一人がフライス盤と普通旋盤など複数台の機械オペレーションを担当したり、塗装担当者が手の空いている時に組立てに入ったり、多能工を育成することで、より柔軟かつスムーズにラインを流すことも可能。業務が属人化することなく、チームワークによって無駄のない生産を進めています。
生産管理部門では、すべての工程を自社システムで一元管理。業務用アプリやオートメーション化も社内の専門SEが手掛けているため、細かい工程管理やトレーサビリティの面まで、当社の製造工程に合った形で運用が可能です。
全社で統一された品質保証体制が整っており、品質マネジメントシステムの国際規格ISO9001も認証取得。高い技術力と品質保証体制は、多くのお客様から信頼と評価を受けています。
より広く細やかに、
日本のモノづくりを支えます
半導体装置、液晶製造装置、医療機器、工作機械など、受託製造を行う装置はさまざまです。
2018年に大型製缶工場ができたことで、一辺が5mを超える架台フレームの大型製缶や大型機械加工の受注も増えてきました。半導体デバイス測定器の製造や液晶パネル製造など、各分野で世界トップクラスのシェアを誇るお客様とのお取引も多数。確かな生産体制と技術力で、国内を代表するモノづくりの現場をも支えています。
長年培ってきた装置製造のノウハウと、大型装置にも対応できる多彩な設備・装置を、今後はより幅広い分野へ生かしていければと考えています。
ファブレス化の進む中で、板金や溶接、機械加工から組立て、さらに配線までお客様のニーズに合わせた工程で、高品質な技術をフィードバック。コスト面や納期面の課題にもいっそう細やかに対応し、お客様の事業を、引いては未来の日本のモノづくりを支えていくことが、これからの私たちのミッションです。